いよいよ、明日からです。


『華の刻印 Exposed Decade』

[イキザマを刻む写真・撮る視線・撮られる視線]

◆期間◆2007年1月16日(火)?28日(日)まで(22日は休廊)
    12時から19時まで(月曜休廊)
◆場所◆ロータスルートギャラリー
    〒160-0004東京都新宿区四谷4丁目22 第二富士ビル1F
    tel/fax 03-3341-9341
    http://www.lotusrootgallery.com



ぼくが藤乃を撮り始めてから10年が経つ。
大阪在住の後輩の写真家(女性)から
「素敵な女性に声をかけたらストリッパーだったの、ぜひ谷口さんに紹介したい」
という経緯で、東京渋谷の劇場でステージを取材させてもらいお会いしたのが始まりだった。
出会った時から意気投合、翌年、ぼくが企画した写真イベントの撮影会モデルとして
来ていただいた北海道でセッションが始まった。
始まったと言ったが、その後4年近く期間が空く。
その間に藤乃はストリップを引退、フロアダンサーとして新たな道を歩んでいた。
久しぶりに会った藤乃は、女性としての魅力がなおも増していた。
[匂いたつ]とはこのことを言うのか。
それからと言うもの、1年に1回のペースで海や山や廃工場やラブホテルなど、
場所を変え撮影を重ねていった。

藤乃に毎回カメラを向けると、こちらを強く見つめる目をしてくる瞬間がある。
ぼくと藤乃が一直線に繋がった瞬間だ。
誘う藤乃に導こうとするぼく。いい意味での対決だ。
以前から「私は老いることに対して、つねに恐怖を感じている」
と語る藤乃がカメラの前に立つことの真意は、
[女としての決意]の証しだとぼくはとらえている。
「女って綺麗でなければならないと思う、綺麗な自分、
綺麗だった自分を残してもらえるのが写真」と藤乃は言う。
写真は何を残し、何を伝えることができるのだろうか。月日は厳しくも優しくも10年が経った。


dm